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すべての武芸者様、出会った皆様へ

 あれから長い年月が過ぎ去ったような気がします。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。田村です。
仕事に明け暮れる毎日・・・
げえむを離れても、時々、日ノ本の美しい景色を懐かしみ、出会った皆様と触れ合った日々を思い出すたびに、もう戻れない場所になってしまった世界が、過ぎてしまった日々が、なんと楽しくかけがえのない時間であったかを思い知らされます。
ご存じの通り、『ブレイドクロニクル』は本年(2017年)3月8日にサービスを終了しました。
げえむ自体にはいろいろ思うところがありますが、運営会社が何度か変わり、途中から誠にずさんで尻すぼみな運営になっていったことは否めません。
限界解放を長期間45段のまま停滞させていましたし、進まないストーリー、悪質なプレイヤーの蔓延やセキュリティの甘さ等が主な原因と思われますが、世界観、舞台設定、刀の成長システムといった素材が良質であったために残念でなりません。

 個人的な趣向で語るならば、拙者は韓国等の煌びやかなびじゅある(=装備、服装、容姿、建造物その他)、ふぁんたじぃ路線が苦手でしたので、純和風でしかも幕末という魅力的な時代を舞台にしたこのげえむを甚く気に入ったわけです。オンラインゲームというもの自体が初めての経験でしたがあっという間に引き込まれました。
町並みや村人の家屋は質素でその時代の造りがほぼ再現されていると感じましたし、自然の風景も昔の日本の田園風景のようでした。海外で制作されたよくある”間違った解釈の日本”とは一線を引く雰囲気があり、日本人が日本人の感覚で作ったと思わせるところに好感が持てました。実際に拙者が幼少の頃、夏休みに行った田舎の記憶にはよく似た土間があり、田畑を横目に走る道など、”どこかで見たことのある風景”に郷愁の念さえ抱いておりました。そんな世界でしたから、意味もなくろぐいんしては、海や山々を眺めてボーっとしていることもありました。
そんな時に「こんにちは~」と入る友人からのちゃっと・・・、なんとうれしい瞬間であったことか。

そんな時間も永遠に続くものではないことくらいは拙者のみならず、お互いが感じていることだったことでしょう。企業が提供するサービスである以上、いつかは、あるいは突然に終了するやもしれぬ世界なのです。
それを理解しながらもその時に持てる時間を共有し、げえむという仮想空間でありながら、人との交流ができるのがおんらいんげえむの醍醐味。たとえ知らない誰かと言葉を交わすこともなくすれ違うだけだとしても”その時そこに居る何処の何方か”を感じられることができましたし、それは現実社会で他人とすれ違うこととよく似ていました。
多くの友人武芸者が当時の成長限界に到達、すとーりーやえりあまっぷも攻略してしまうと、やはりろぐいん頻度が減少するのはやむを得ず、他のげえむや生活、仕事の都合などに時間を費やすようになることも仕方のないことです。それが当たり前ですし、そこを嘆く気持ちにはなりませんでした。実際、拙者も仕事の転機が訪れ、ほとんどぷれいできない時期が続きましたが、そこに追い打ちをかけたのは、久しぶりにろぐいんした時の衝撃的な出来事でした。

 ある日、ろぐいんした拙者はなぜかふんどし一丁で市場で立ちすくんでおりました。拙者、げえむ内でそのような姿でいることはありませんでしたので恥ずかしいという気持ちと「なぜだ?」という疑問がぐるぐると駆け巡りました。
急いで長屋に入って倉庫を見ると限界まで育てた刀や課金あいてむがごっそり盗まれていました。
やられた。
しばらく放置していた拙者たち”プレイヤー”が悪いことになるのでしょうか。
愕然としました。やり場のない怒りと同時に無力感、脱力感・・・
何百時間、何千時間と時間と労力を割いて育てた武器や苦労して集めた愛着のある装備なども盗まれてしまっていました。何よりもそこにあった拙者の思い出と思い入れ、情熱といった無形のものも消し去られた気がしました。
運営に問い合わせて判明するものだけでも取り返す方法もあったと聞きましたが、もうすでにそのような気力も起きないほど落胆していました。
-----終わった-----。
その思いで頭の中はいっぱいでした。
もうあの時間は取り戻せない。一から始める気力はない。
拙者は二度とここには戻らない。
交流のあった友人達もほとんど活動している形跡がありませんでしたので、そう決心しました。

そして、サービス終了を知ったのは恥ずかしながらつい先日のことでした。
検索で調べて最後の様子を伝えている方のブログや動画を見て、虚しさがこみ上げて来ました。もう戻らないと決めた場所ではありましたが、もう一度一から始めてみようか、と思うかもしれない自分もおりましたし、以前のように意味もなく海や山の景色を眺めに行きたくなるかもしれませんでしたから。
しかし、それももう叶わなくなりました。
いつか来るその時が来ただけなのですよね。
また、ひとつ年を重ねていくように、受け入れていくだけなのですね。
失ってしまった空間に生きていた皆さんとの時間はかけがえのない思い出として生き続けるとしても、戻れる場所はもうそこにはないということを。

ひとつ気にかかることは、交流させていただいた皆さんが元気にしていらっしゃるか、ということ。移行した『ファンタシースターオンライン2』での再会をきっかけにTwitter等でご健在を知るに至った方は数名いらっしゃいますが、その後を知る術もない方々はいかがお過ごしでしょうか。
同じ時間を過ごせたすべての方の現在と今後のご活躍を心より願うばかりです。

今、見ますと偶然のことながら、前回の更新が2012年の6月16日でした。ちょうど5年経つのですね・・・
もうここを見て下さる方もいらっしゃらないかと思いますし、『ブレイドクロニクル』の手記を記すことはもうないとは思いますが、しばらくの間、この武露具はこのまま置いておきます。題材や趣向を変えて再開するかどうかは拙者自身もわかりませぬが、他に魅力的なげえむが生まれ、以前のような情熱を傾けることができるものならそれもあり得ることかとは思います。
ひとまずは筆を置きますが、また何処で御会いできますことを願って、お別れの言葉は控えさせていただきます。
ただひとつお伝えしたい言葉、

 有り難う御座いました。

田村斬影



追伸:『ファンタシーオンライン2』Ship.7では、ごくたまに気まぐれプレイしています。
相変わらずのソロでスキル&装備かなり低めですが、お気軽にお声をお掛けください。思い出話に花を咲かせましょう(笑)
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