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 その日、樋越村に到着したのが、合戦五分前。村は静まり返っていた。門をくぐれば人だかりがあるだろうと思っていたのだが、人の気が少ない。
とりあえず、いったん自宅に戻り武器等装備を確認して再び村に戻る。
やはりいつもの合戦前よりは参加武芸者の数が少ないように思われた。週の中程、午後八時の合戦ではこんなものであったか・・・まあ、拙者など、それほど多くの経験を積んでいるわけではないので、気のせいやもしれぬ。いつものように木陰で黙想していると、武露具を見て下さっているとのお声を書けて下さる方が。
「ありがとうございます」
と見ると、はいからな眼鏡をかけた巧迅の娘であった。
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聞けば、ちけた殿の武露具から輪玖をたどって読んで下さっているとのこと。ちけた殿にまたまた感謝。(礼)
「ぱーてぃ組んでますか?」
と問われたので、着いたばかりで今日は独りゆえ、
「いえ」
と応えるとぱーてぃ参加受付窓が開いた。会話からこのあたりの手順までの踏み方で明らかにこの世界に住み慣れた方のそれとわかった。
「百人斬りがんばりましょう」と言われたので「はい」と答え、では、記念撮影を一枚・・・と思ったその時、開戦直前の門前へのワープが起こり、巧迅娘とはぐれた(笑)
門をくぐり間もなく開戦が告げられ、さあてどのあたりから責めて行くか!と気合いを入れているその時に『十人斬り』!!なにぃっ!?速過ぎる!あの娘、ただ者ではない。
拙者もこの時は人が少なく、的となる敵が多かったせいもあり、まずまずの調子であった。五十人、百人斬りは二人でそれほど時間を必要としなかった。その後は二人とも大物狙いに切り替え、重撃兵、守護兵などに続き、お波とも対峙するが、巧迅娘が倒した。見事である。拙者はあくまで勘で動いており、そういった敵の強者と出くわすのは行き当たりばったり、たまたまでしかないのだが、ことごとく娘と出くわすことが多かった。敵の出方、合戦のパターンを知り尽くしているかのような動きである。一番隊長に斬り掛かる。逃げる一番隊長を追う中に娘の姿もあった。他に数名の自軍武芸者。奥の方まで追いつめたのは三、四名だったろうか、止まり振り向いた敵にいち早く斬り掛かる娘、そして拙者を含めた数名で斬り付け、ついに倒した!・・・がしかし、なんということか!その傍らに娘も力尽きていた。
だいじょうぶか!と声をかけようとしたが大丈夫ではないのは見てわかったので言葉に詰まり、刀を納めることもせず、さりとて娘を置いて戦渦に戻ることもできずたたずんでいると倒れた娘が言った。
「やっと大将を引っ張り出せたね」
拙者、心を打たれ申した。
 (左様か、左様か、わかった、もう何も申すな。拠点に戻り傷を癒していなされ)
「よくやった!」
拙者、それだけ告げ、くるりと背を向け、合戦に戻ろうとしたその時、時間切れ引き分けの知らせが。
残念であった。せめて勝利の知らせを巧迅娘に持ち帰りたかった。
村に戻り折られた刀を修理して池のほとりで巧迅娘と労をねぎらい合った。
「言ってなかったんですけど・・・」
と娘が切り出した。
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 お話を聞くとなんと、その正体はちけた殿やちけた殿の御友人の武露具でも親切な細かい指導をされていたあの方であった!お名前を出してもいいとのお許しをいただいたがここは拙者の口から言うのは野暮と云うもの。謎のままにしておきましょう。すぐにわかると思いますゆえ。
 道理でお強いわけであるし、戦い方を知り尽くしているわけである。すべて合点がいった。
しかし、知らなかったとは言え、合点がいかないのは拙者の「よくやった!」との大先輩に対する失礼な発言。当然事前に知っていますれば、発しない言葉でありますが・・・平謝りの斬影であった。
 しばし、その場でお話をしていただいたのだが、その中で拙者が書いた人斬り・辻斬りに対する記事に「考え方が似ているところがあって共感しました」と言っていただけたのが、何より嬉しかった。
あの記事に関しては、もしかしたらこの世界では触れてはならない事柄なのかとも思っていたのだが。書いてよかった。
また一人友人が増えました。
いくつかのご指導をいただき、拙者の腹の虫が鳴いたところでお別れした。
伊里奈、以後お見知りおきを。
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